健康寿命を延ばすために健康診断を受ける

健康診断といっても、色々な種類が存在します。
今回はその中から、「定期健康診断」「特殊健康診断」「特定健康検査」「生活習慣予防検診」の4つを簡単に説明します。

中でも最もオーソドックスな内容なのが、定期健康診断です。
一般に健康診断といえばこれを指す事が多く、身長や体重、各種器官の健康状態などをチェックします。
個人が受ける際の料金は、1万円前後です。
特定の部分に特化した診断ではなく全体を網羅する診断なので、問題がある部分が判明した場合は精密検査を受ける形が採られています。
次に挙げるのが特殊健康診断で、これは有機溶剤検診や特定化学物質健康診断などの事を指します。
特定の物質を吸ってしまった恐れがある際など、通常の定期健康診断ではチェックできない要素を診断するものです。
そして特定健康診査は、40歳から74歳を対象とした健康診断となっています。
40歳を超えると様々な病気のリスクが上昇するため、一層細かい診断を行う仕組みです。
最後に取り上げたいのが協会けんぽが実施している生活習慣病予防検診で、35歳から74歳を対象としています。
血液検査が充実しているのが特徴で、生活習慣病などの兆候をチェックする事ができます。

いずれの健康診断でも、診断してそれで終わりではありません。
必要に応じて対処や生活習慣の改善を行う事が重要であり、健康診断を受診する事で健康寿命を延ばす事にもつながってきます。
平均寿命が伸びているからこそ、健康診断による病気の早期発見・早期治療が大切になってくるのです。