出来る事から始めて健康寿命を延ばす

健康寿命とは、病気や怪我などで日常生活を制限される事のない、健康に過ごせる期間を指しています。

平均寿命が長くても、介護が必要な状態になるという事もありますので、健康寿命と平均寿命の差をできる限り小さくする取り組みが大切であるといえるでしょう。
要介護状態になる原因としては、骨折や筋肉の衰えなどの運動機能の障害、そして脳梗塞などの脳血管障害などが挙げられます。
これらのリスクを減らすには、まず食生活に気を遣う事が有効です。
野菜を沢山摂るように心がけ、塩分や糖分を控え目にしましょう。
看護師さんの場合、夜勤などで生活が不規則になりがちなので、食事に併せて適度な運動を取り入れる事も大切です。
身近なものとしてはウォーキングがありますが、普段の生活の中で歩く距離を少し増やすだけでも効果があります。
普段は車を使う距離でも、なるべく徒歩、または自転車を使うほか、エレベーターではなく階段を使うように心がける事が大切です。
そのほか、禁煙も健康寿命を延ばす事に有効です。
タバコには有害な物質が多く含まれていますので、健康を損なう大きな要因になります。
禁煙は何歳から始めても効果がありますので、思い立った時から実践してみるのが良いでしょう。
多くの医療機関では敷地内禁煙が行われていますので、禁煙しやすい環境であると言えます。
また、経済的な備えをしておく事も、重要です。
病気や怪我などで治療が必要になった場合の医療費を健康なうちから蓄えておく事で、いざという時に安心して治療を受ける事ができます。

今からでも始められる簡単な取り組み方法についてご紹介しました。
患者さんだけでなく自分自身の健康寿命延伸のためにも出来ることから積極的始めてみて下さい。